インターネットの普及により、様々な業種が新しく生まれ現在は大企業に属さずにフリーランスで活躍する若者が増えてきたり、若くして起業してそこそこの規模になったらバイアウトするような人も出てきました。

昔と違って比較的簡単に起業して、簡単にお金を儲けて成功しているようなイメージも人によってはあるようですが、もちろんすべての人が何もかもうまく行くわけではありません。

では失敗する人と成功する人は何が違うのでしょうか。特に顕著な違いをいくつかまとめてみました。

情報ー入ってくる情報の選別ができる眼を養おう

成功するために必要なもの1つ目は情報です。

何かの番組で、あの林先生もおっしゃっていたと思いますが、戦に勝つために必要なのは情報です。もちろん情報と一口に言ってもいろんなものがありますが、自分がこれから販売するであろう商品やサービスについての情報はもちろん、競合するサービスや商品の情報、競合企業の情報、メインのターゲットとなるであろうお客様の情報などなど様々な情報が必要になってきます。

今の時代、情報なんて簡単に手に入ると思っている方も多いかもしれませんが、本当に必要な情報は自分の足で稼ぐしかありません。なんとなくネットで検索したり、ツイッターを見てるだけではなかなか良質な情報は入ってきません。

ここで重要なのは、情報量ではなく情報の質です。情報量はもちろん多い方がいいに越したことはありませんが、量よりも質が大事です。これからの時代は情報の取捨選択がきっちりとできる人こそが成功を掴むのだと思います。

ただ単に自分に入ってくる情報をなんでも信じてしまって、あっちこっち振り回されている人は絶対に成功はしません。まずは情報をきっちりと見分けられる眼を養う必要があるでしょう。

戦略ーとにかく商品やサービス、ターゲット層を絞って差別化する

 

2つ目の必要なものは戦略です。

まずいきなりスタートアップの会社が何かのサービスや商品で大きなシェアを取れる可能性はほぼありません。余程の何か優れたものであるとか、特許を持っているとかでない限りは普通に考えてないと思っておいたほうがいいでしょう。

となるとまずは地道にコツコツと顧客を獲得していくわけですが、あれもこれもと何でもかんでも手を出したりすると事業としてはなかなか大きくはなりません。いわゆる器用貧乏というやつです。頼まれた仕事はなんでも受けて便利屋のようになってしまうと大きく飛躍することは難しいと言わざるを得ません。

起業したてのころはほとんどの人がメインの事業を決めて、売り上げのイメージをしてスタートするわけですが、実際に会社を経営してみるとよくわかりますが、なかなか思った通りには行かないのが現状です。

そうなると比較的に売り上げの上がりそうな商品やサービスを増やしていって結局他の会社がやっているのと同じようになって、なんの特色も強みもない会社になってしまうのです。

成功するための最初の部分、つまり一定の顧客を掴む、社会から一定の評価を得る、一定の知名度を得る、一定の売り上げを得るために必要なのは一点突破です。

扱うサービスや商品、顧客層を絞ってその分野だけは絶対に誰にも負けない商品やサービスを提供することこそが成功へのカギとなります。いわゆるランチェスター戦略というやり方です。何でもかんでも手を出すのではなく、絶対的に自信のあるものをまずは突き詰めて提供していくことが成功への近道となるはずです。

資金ーとにかく資金!お金は絶対に必要!

3つ目は、当たり前ですが資金。

お金が必要と書くと、それは当たり前だろっていう意見もありそうですが、とにかくお金は少しでも余裕があったほうが良いです。起業前は開業資金と運転資金などをある程度計算してお金を準備することが多いと思いますが、まずほとんどの場合、予定通りにはいきません。

運転資金や毎月の経費などは当初の予想以上にお金がかかってしまうことが多く、また想定外のことが起こっていきなり大きな出費が必要になることもあります。

会社経営で資金がショートすると目先の利益に走ってしまい、本来の理想とはかけ離れた事業に移行してしまう可能性が高くなります。もちろんそうなると従来の顧客が離れて行ったりして、会社が傾く要因にもなりかねません。

理想を追いかけるのが大切ですが、とにかく資金はシビアに管理しておくことをおすすめします。

起業して成功するために必要なものまとめ

成功するために必要なものを3つほど挙げましたが、実はもうひとつ大事なものがあります。それは相談に乗ってくれる専門家です。会社のサービスや商品についてはもちろん経営者が一番よく知っていますが、経営に関する様々な問題を解決してくれる弁護士や税理士、司法書士などの存在です。

彼らは様々な経営者と仕事をすることも多いため、人脈を築くのにも一役買ってくれます。法人を立ち上げた場合、絶対に必要なのは経理関連を任せられる税理士さんです。他には司法書士さんなんかも豊富な人脈を持っていたりして、起業直後の様々な相談にも乗ってくれるところもあります。また、金銭的に余裕があるのであれば、起業する業種にもよりますが、顧問弁護士さんを抱えておくこともひとつの方法です。

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